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    戦争中、同じ戦場で出会ったら

    • 2016.02.08 Monday
    • 01:37
    #リプしてくれた方とうちの子が戦争中同じ戦場で出会ったら
    と言う、ツイッターのタグにお返しする分です。
    (URL https://twitter.com/rutil_phrase/status/696289150241124352
    思いついたら書く感じですし、短いです。
    【メモ】(リプライいただいた順に記載)
    ノルさん、緋音さん、ピエトラさん、氷翠ちゃん、ヴィンたん
    進捗…5/5
    完成したら、新しいものを上に追加していきます。
    (先に書いたものほど下に降りていきます)



    【ヴィンセント meets ルチル】2/10
    「…次は…ぐっ」
     獣が暴れ足りないと裡で唸る。自らの頭を抑え、連続は却下だと強く捻じ伏せる。
     唸り声が徐々に小さくなり、仔犬のようにおとなしくさせるこの行為も今では慣れている…筈だけれど。
    (流石に…しんどい)
     戦闘が長引き過ぎている。慣れていても、暴れられる頻度が高くなればなるほど痛みのぶり返しも早い。
     それでも『何も無い』よりはいいから、放したままにはせず、幾度も裡へとしまいなおす。どれだけ苦しい思いをしても。
     攻撃一辺倒のグラビティも敢えてだ。前に行くしかないと、自分の意識だけではなく身体にもしっかりと刻み込むために。自分ひとりになったとしても、進む方角はひとつだけだから。
    「ヴィンセントさんっ?」
    「?」
     差し出されたものを咄嗟に掴む…爆破スイッチだ。
    「使います?」
     予備で持って来た分だからというルチル。
    「…頭が…」
     別の理由で痛くなりそうだ。
    「ふふ、冗談ですよ?」
     言いながら光球が生み出されてヴィンセントの体に吸い込まれていく。体力と力が増した。
     まだ、行ける。



    【氷翠 meets ノーザンライト and ルチル】2/9
     親友達は飛び出していくことが多いから、時々遅れそうになる。そんな時は、手を引いてもらう事があるけれど。
    (今は…2人一緒に前線だもの)
     なるべく敵に近い方が、威力も大きいものが期待できる。敵味方混戦の中でノーザンライトの詠唱時間を稼ぐために、ルチルは援護についていった。けれど氷翠は今、後方で仲間達の支援に回っている。
     倒れそうな誰かの背を支えるために、少しでも多く皆の体力を維持できるように。唇が紡ぐのは嘆きの唄。
    その先に望む形のある未来の為に、かつて起きた事実を忘れない為の詩。
    (2人にも届くかな)
     届いている筈だ。光の粒子はゆっくりと、けれど確実に広がり続けている。氷翠の視線のずっと先に、闘うケルベロス達の背の中に。赤と緑の輝きは必ずいるし。こうして唄い続ければ助けになることはわかっていた。
    「た、た…ただいまなんて言わない、どうせまたすぐ出るし」
     一区切りついたからと回復の為に戻ってきた2人の声に、ほ、と小さく氷翠は息をはく。
    「氷翠ちゃん、ずっと唄ってた?」
     どういう意味だろうと、少し首を傾げる氷翠。
    「ヒールはいっぱい飛んでくるけど、空を見たくなった時があって、ね?」
     ノーザンライトに同意を求めるルチル、黒い尻尾が揺れている。
    「ない、とも言わない」
     ふわふわのピンクの尻尾が少しだけ、揺れたような?
     揃って同じ時に、天を…空の青を仰いだと言う2人。



    【ピエトラ meets ルチル】2/8
    (もう少し、なのに)
     マスクの下で呟く小さな言葉は、今なお繰り広げられている戦闘、その騒音の中に静かに溶ける。
     戦況はずっと平行線だ、ケルベロスが一歩押し込み快哉を上げ先を見据えれば、その小さな隙間にデウスエクス達は染みこむように入り込んでくる。逆もまた然り。
     切欠が必要だ。
     特別大きなものでなくていい。ほんの小さな綻びを要のひとつに作れれば。修復のできない傷を生み出せれば。
     ピエトラの脳裏に浮かぶのは、自らの翼に封じ込めた魔。これを使えば、あるいは?
    (でも…)
     必要なことがある。自分が倒れる危険に晒されても、敵のすぐ傍に行かなければならない。それは可能なのかどうか、一人自らの頭の中だけでは答えは出せない。
    「…誰か」
     それでも、恐る恐る声を張り上げる。
    「一緒に、行ってくれる、人…っ」
     誰か、誰か一人でもいい。一人じゃきっと無理だから。でも誰かが居ればきっと進んでいける。
    「ピエトラさんっ!」
     緑色のマフラーが靡いた。



    【緋音 meets ルチル】2/8
     敵の前へ、懐へと迷わず飛びこんでいく銀色の軌跡を目印に、ルチルはグラビティの種を手の中へと生み出した。
    「緋音さんはそのままで!」
     ルチルの声が届いたのかはわからない。緋音はただ己の『右手』が唸るままにデウスエクスを殴りつけていく。
     前へ。視線の先へ。
     その背を追うように、簾のように白い花が伸びていく。糸のように細いけれど、意思を持っているかのように。
     自らの背に触れそうなほど近づいた花に気配はない。けれど緋音は跳び上がった。
     幻想植物に香りがあるのか、惹きあったのか、それはわからない。
     それまで居た場所に新たにできた、足場をさらに踏み込んで。
    「あたしの前に居るなら退いてもらわないとなっ!」
     撃鉄起動ッ!
     今だ伸び行く緑の足場と、無銘鉄塊が秘めるジェットによる急加速。
     杭と共に散った種が、緋音の周りで弾け…残るのは目線を同じくした二人だけ。
     見上げず見下げず。正面を見据える視線が、一瞬だけ交わった。
    「またあとでっ」
    「ご武運を!」



    【ノル meets ルチル】2/7
     何度も共闘した仲間と言うのは、気配で感じとれることがある。
     例えば相手の足運び。戦闘時に愛用する衣装が奏でる衣擦れの音。
     中でも特徴的なのは…愛用している得物が敵を倒す、その一瞬の閃き。
    「…ノルさん?」
    「ルチル、奇遇だなっ」
     互いに気付いていたから、そして距離もお互い把握していて。
     乱戦の中、気付けば背中を合わせている。互いに互いの顔を見ることもないけれど、声が聞こえる距離。
     ヘリクリサムの誓約…ノルの牙が弾を撃ちだすリズムに、気付けばルチルの動きも重なる。
     緑針が…ルチルの隠し刀が輝きその一瞬の光が導く敵の隙に気付いて、ノルがそのデウスエクスへと狙いを定める。
    「流石悪友」
    「お互い様ですよっ」
     一分足らずの共闘、包囲網を片付けた後、再び二人は別の戦場へと駆けだしていく。
     互いの健闘は祈らない。お互い倒れる場所がここではないと知っている。
     居るべき場所はここではない…それぞれ、唯一と定めた番のいる場所へ。

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